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やすらぎの里代表 大沢 剛
 

日本全国の治療院、食事療法施設で研修を重ね、慢性病や体質改善にはライフスタイルの改善が必要と確信し、1996年8月に八ケ岳山麓の小淵沢に「フォルス」を開設。

2000年10月に施設を伊豆高原に移転し、温泉保養を取り入れた「やすらぎの里」を開設する。2006年5月には、姉妹館の「高原館」をオープン。2016年3月に「本館」を桜並木の施設に移転し、元本館だった施設をリニューアルして「養生館」としてオープン。

これまでに8万人以上の方に断食を指導する「やすらぎの断食先生」。

○森の中は診療所 山と渓谷社(著書)

○週末一日断食のススメ KKベストセラーズ(監修)

○からだメンテナンス サンマーク出版(監修)

○しあわせの「やすらぎ」断食 講談社(著書)

代表からのメッセージ

 太平洋に面した伊豆半島の東海岸にある伊豆高原。海を見下ろす開放的な別荘地の中に「やすらぎの里」はあります。本館のテラスからは、伊豆の海と山並みが一望でき、小鳥のさえずりの響くなか木々の枝をつたうリスの姿を目にすることもできます。

 やすらぎの里に滞在されたゲストの方は、これまでの24年間で延べ8万人以上にもなります。目的は、心身のリフレッシュから、健康増進、食生活や生活習慣のリセット、アレルギー体質の改善、慢性病の治療とさまざまです。

 最近多いのは、とにかくゆっくり休みたいという方。忙し過ぎる毎日に、心も体もガチガチになり、仕事や人間関係にも疲れている。「頭をからっぽにして、心も体も休めたい」、「食生活を見直すきっかけが欲しい」。みなさん、それぞれに抱えているものをリセットして、じっくりと自分をリトリートするために、やすらぎの里にやってきます。

 私に「やすらぎ」というキーワードを与えてくれたのは、20年以上前に、当時運営していた八ヶ岳の療養施設にゲストとして訪れた、ある年配の男性です。やり手の経営者として仕事中心の生活を送ってきた彼は、ある日、自分が膀胱癌であることを知った。その後、会社を処分して那須高原で自給自足の生活を始めたそうです。

 「大沢さん、僕はそのとき考えたんですよ、幸せってなんだろう、いったい何のために働いてきたんだろうって。幸せっていうのは結局、〝心と体のやすらぎ〟なんだよね」。
 私は、人生を走り続けてきた人が病気を経て辿り着いた境地に、はっとさせられました。「そうか、自分が求めていたものはこれだ!」。そのときから、「やすらぎ」が私の求めるテーマとなったのです。

 心と体は別個のものではなく、ひとつらなりのもの。そのことを、私は日々たくさんの方々から教えられてます。日常から少し離れて、生活のリズムや食事を整え、体をしっかりと休める。体が整うと、自然とさまざまな気づきややすらぎが心に訪れ、どの方も、本来のご自身やその方らしい笑顔を取り戻していきます。

 「やすらぎ」、それは、私自身にとっても永遠のテーマです。

 めまぐるしく変化するこの時代。走り続け、ストレスと疲労感とを抱えた人たちが、束の間の休息を得て、心と体の声を聴きながら過ごし、自分自身を取り戻すことのできる場所──。「やすらぎの里」はゲストのみなさんにとって、そんな場所であり続けたいと願っています。

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